第55話
結婚かあ⋯。まだまだ先の事って思ってたけど。地元の知り合いとかはもう結婚して子供がいるって子もいるし。
正直、今は学校のことで頭がいっぱいだしなあ⋯。そんな事を思いながら、運ばれてきた焼き鳥を口に入れる。
「ねぇ、神奈、一緒に婚活しようよ」
「え?」
「そういう集まり、行かない?」
集まりって⋯。
つまり出会いを求めにいくって事でしょ?
「本気で言ってる?」
「本気本気、ちょっと興味ない?」
興味はあるけど⋯婚活って。
「だって今から相手見つかったとしても、付き合ってる時間とか、結婚生活する時間も含めたら、もう30になるよ?30までには子供産みたいじゃん」
それはそうだけど⋯。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます