護衛

第75話

次の日の朝は普通だった。


いつも通りにアラームがなり、

いつも通りに顔を洗い、

いつも通りにお母さんが作ってくれた朝ごはんを食べ、

いつも通りに制服をきる。



「真希、おはよう」


「おはようお姉ちゃん」



白鳥高校の白色の制服がとても良く似合うお姉ちゃんは、今日も綺麗で可愛い。




「今日も聖くん、迎えに来てくれるの?」


「うん、昨日家に帰ったの遅かったみたいだけら、今日はいいよって言ったんだけど」



毎日毎日、聖くんはお姉ちゃんを家まで送る。


そして、毎日毎日、朝も迎えにくる。



だからいつも通りの時間に、今日も家の外にいるんだろうと思った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る