第61話

正直、晃貴や徹。

聖くんのやり合いのはどうでもいい。


エサにしてきた晃貴と徹、っていうかあの倉庫にいた人たちは全員もう会いたくないけど。


争いが起こる理由になった火種は、晃貴が私を犯しているような写真を聖くんに送り付けたから。



その事を、お姉ちゃんにバレてしまうってなったら、話は別だ。



男達はどうでもいい。

その前に考えてしまうのはお姉ちゃんで。




こんなの、知られちゃいけない。



「真希ちゃんっ、待って」


「ほんと、なんですかっ」


「···送るから、家まで」


家まで?

どうして?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る