第42話

下着も脱がされ、晃貴には私の胸が見えているだろう。



どうしてこんな事になってるの?

私が黙ってれば、帰してくれるんじゃなかったの?





「ほら、もっと嫌がれよ」


私の服を脱がすのをやめたらしい晃貴は、私の上に乗っておさえたまま、動きを止めて。



「なんでっ、こんなこと···」



そう思って、晃貴の方を見た時、晃貴が何かを持っているのに気がついた。

それはどうみても、スマホで···。



カシャっと鳴るスマホ。



「やっ、撮らないで!!」


「そうそう、その顔」



また、カシャっと鳴る。



必死に胸を隠そうとするけど、びくともしない。

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