第90話
「びっくりして⋯」
「え?」
「1人、怖いって言われてる人いるでしょ?彼とすごく仲良さそうに見えたから」
「それって、良くんのこと?」
私は少しだけ、首を縦てに動かした。
キレたら何をするか分からない男。
そんな男と、仲がいい真希ちゃん。
「良くんは、すごくいい人だよ」
いい人⋯。
「確かに怖いとことか、ムカつくこともあったけど」
「⋯」
「良くん、なんだかんだいって、すごく優しいから」
「⋯」
「この前も、近くで彼が待ってるからって言ったのに、わざわざ送ってくれて⋯」
知ってる。
見てたから⋯。
「私の彼も、良くんとだけは仲いいんだ」
真希ちゃんの彼、清光の穂高。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます