第41話

裕太の足の上に私が跨ぐ形になり、お互い向かい合わせになっていて。

裕太は「ごめん⋯」といいながら、そのまま手のひらで私の頬を包み込み。



「痛いのマシになるまで、こうしとこ」



そう言って、唇を合わせてきた。

私の舌を堪能する裕太は、私の頭を撫でてくる。



「⋯ごめんね⋯」



唇が離れ、首元にキスを落とす裕太に謝罪した。



「何が?」


「⋯めんどくさくない?」



処女はめんどくさいって言うし。



「別に、そういうのは思わないけど」


「ほんと?」


「逆に俺が下手かもしれない。ごめんな?」



それはないと思った。

だってすごく、こういう行為には慣れている動きをするから。下手ではなくて。

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