第12話

「バレたら怖そうだし、ストップしとく」


『りょーかい。じゃあまた連絡するねー』



通話を切り終え、私はラインを開いた。



『18時頃、迎えに行く』



そんなメッセージが、裕太から来ていて。

化粧を終えた私は、メイクポーチのチャックを閉めた。


昨日付き合ったばかりの裕太は、送り迎えをしてくれる優しい男らしい。



濃いデニム生地のスキニーに、白色のタンクトップ。

腕の露出している部分を鏡で見ながら、また痩せた⋯と、心の中で呟いた。

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