第38話

今日のバス停に、薫は現れなかった。

もしかしたら来るかな?と思ったけど、予想とは違い来ることは無くて。

一昨日は偶然体調の悪い私を送ってくれて、昨日はお茶のお礼を言いに来てくれたけれど···。今日は別に用事なんて無かったから、来ないのは当たり前だった。



一本目のバスは人が多くて混んでいたため、二本目のバスに乗り込み自宅へと向かった。

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