第16話

────翌日の学校。




おばあちゃんに聞かれた「学校には慣れた?」の質問。

あの時は「慣れたよ」と答えたけれど、実際は慣れたわけじゃない。


家から近い学校で、尚且つ制服重視で選んだ高校。


女子がブレザー、男子が学ランの西高校という学校は『不良』が多いということでこの地域では有名だった。私はどちらかと言うと普通···、いや、自分からは喋らないし根暗な方なわけで。


授業中でも騒ぎ立てる生徒たちと仲良くなれるはずもなかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る