再会2

取材はとあるロイヤルホテルで行うことになっている。

約束の10分前になった。

「編集者の方ですか？私………あれ？胡桃？胡桃だよね!?」

顔を上げると、久しぶりに美耶と再会した。

「美耶………」

「まさか、編集者が胡桃とは思わなかった！」

「私もまさか仕事相手が美耶だとは思わなかったよ」

コーヒーを一口。

私と美耶は再会に喜びを持ちつつ、仕事モードに切り替えた。

時刻は夕方17時。

「坂本さん。ありがとうございます。おかげでいい記事になりそうです。ご協力ありがとうございました」

「こちらこそよろしくお願いします！」

インタビュー中、なんと美耶は今では有名なデザイナーになっていたのだ。びっくり。

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