第3章
第6話
時間は流れて、放課後のチャイムが鳴った。
「星羅、大丈夫?何か今日、ぼ〜っとしてなかった?」
莉奈が心配そうに声を掛けてくれた。
「莉奈、大丈夫大丈夫!少し疲れてるだけだと思うから」
荷物を纏めて教室を出ようとした時、音楽室から優しいギターの音色と歌声が聴こえた…。
その音色と歌声に導かれる様に、私の足は音楽室へ向かっていた…。
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