第5話
しかしどうしたものか、、私が政治家になるなら政権の意を崩す様なことは自滅だ。。私などイロモノはそうあるべきなのかもしれないが、、まぁでも明智さんだけが同席するなら私が求められている役割はそういうところなのだろう。会える形式もしっかり聞いておくべきだったなぁ。。それにしても宇宙人か。文化形成もこの地球より進んでいそうな事を言っていた。空から飛来したのなら何かしらアクシデントがあったのだろうか?まぁそんな話は頭に入れておくが発したら警戒されそうだな。そんな事を考えていると美智子が話しかけてきた。
「明日も会えそうなんですね。明日こそ何かご用意しておきますね。大福とかで良いですか?直近ですし、予定は左右しないですよね?」
「そうだと思う。美智子の分も用意しとくんだよ?」
「私も行くんですか?」
「いやオヤツに食べたら良いじゃないか。いつも節制し過ぎだよ。俺が食べるのに美智子が食べないのは良くないだろ。」
「私は女ですよ。日本人はそういうものですよ」
「じゃあ男の言う事には付き従うんじゃないのか?」
「本当優しいお人ですね。では内緒で頂きます。内緒で良いですよね?」
「そうだね。美智子がそうしたいのならそうしておこう」
「よろしくお願いします」
静かに夜は更けていく。。美智子は読書をしながら時々私に目を遣る。
明日は中々大きな岐路になりそうだ。そのように美智子も感じていたのだろう。私に唯々時間をくれたのだった。
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