第15話
家に帰り、私は引きこもった。
お母さんが「明日、カウンセリングを予約したわ」と、布団にくるまる私に言ってきて。
うんともすんとも言わない私を安心させるために、お母さんは背中をさすってくれる。
―――うわ、何コレ、血やば!
―――ヴァージン乙〜
―――やっぱりぃ?キツいと思った
嫌な記憶。
誰か、この記憶を消して欲しい。
「お母さん、ごめんね⋯」
「いいのよ、ゆっくり休みなさい」
ゆっくりと眠りについた私は次の日、学校を休んだ。予約をとったカウンセラーの女性の元へ行くために。
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