第43話
「あたしが死にそうになったら頼むぞっ相棒!!」
しっかり寝て、しっかり朝ごはんも食べたあたしはPS4の前で、泊まったイオリに言う。
ベッドに寝転んだまま真面目な顔をしたイオリは
「(死ぬなっ!!)面倒くせぇっ!!」
全力でそう宣った。
こんにゃろーーっ!!
「うぉぉぉいっ!!なんか良いことを言おうとしたみたいだけど、心の声の方が口に出てるぞっ!!」
「おおっと失礼、本音が」
「ぬぐっっ!!いってくる!!」
「昼ごはんには呼び戻すからなー」
「はいよー。ポチっとな!!」
と、こっちに戻ってきたわけだが……。
大変だった。
テントの前で焚き火の番をしながら数時間前のことを思い返す。
あれから、この世界で二回死にかけたあたしは……
何故か死後硬直バリに……なったことはないからわからんけどっ。
体が固まって動かなくて。
そのまま置いて行かれそうになって……。
酷くね?
このパーティーなかなか酷いと思う。
本当に主役かってくらい。
子供バリに泣いて泣きじゃくって、なんとか連れて行ってもらえることになったんだけど。
今度は動かないあたしをどうやって運ぶかってことになり。
まだ森の中で、テントを建てられる場所でもなかったから。
するとっ
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