第20話
「ゆきちゃん、カメラマンほしいって言ってたでしょ?」
「は?……え?そのために?」
私がさっき路上に落としたスマホを拾い上げて私に渡しながら、薄く笑う琉偉。
「俺をカメラマンとして雇ってよ。」
撮られる職業の琉偉が、今日本中の俳優の中でおそらく一番撮られているであろう琉偉が、私を撮りたいと言う。
「この世界の誰よりも、ゆきちゃんを綺麗にエロティックに撮る自信、俺にはあるよ」
――――利用価値がある、と思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます