第48話
――けど、
その日から、毎日電話がかかってくるようになった。
わかってくれると思った親父から。
駄目だと言う親父と毎日電話で口論する日が続いた。
そんな俺に気づいたイズミの顔に不安が過ぎるのにも気づいてた。
安心させてやりてぇと思ったけど、どうしても事情を話したくなかった。
イズミはほかの奴らとは違うと思っていながらも、もし、本当の俺を知って、態度が変わってしまったらと思うと…
不安だった。
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