第18話
その気楽で気軽な感じが、体から力を抜けさした。
この先、どうなるかはわからない。
この人を好きになれるかも。
けど、…試してみるのも良いと思えた。
穏やかな気持ちで、向かえに座る彼を見つめる。
――9年振りに、
前に目を向け、一歩を踏み出したような気がしていた。
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