第26話

見えたイメージは、七瀬と知らない男が裸で絡みあっている淫らなものだった。




クールな見た目に似合わず24にもなって経験がない七瀬は

そのイメージに軽くパニックをおこしかけた。




なに…?

今のはどうゆうこと?




頭の中に問いかけても返事はなく、肝心な時に反応しない自分の能力にイラッとする。




その後もなかなか扉に触れることは出来ずに、最終的にはBARに入って行くほかの客と一緒に店内に入り込んだ。




店内は落ち着いた雰囲気の大人のBARで、暗い室内を所々に置いてある青いライトが照らしている。




店内に入ってから、肌の上を電気がピリピリ走るような感覚を感じながら、カウンターに近づき端の方にある席に座った。

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