面影。

第59話

午前中の授業


弘人は机に顔を伏せてずっと眠ってた



《あの日、なんで来なかったの?》



『…』


あの日って


なんのこと…




「優ー購買行こっ♪」


『うんっ』


「何パンにしよっかなー」


「あれ、美羽ダイエット始めたんじゃなかった?」


「うん、だからパン3つだけにする」


「普通に食べてんじゃーん笑」


購買でパンを選んでお会計の列に並ぶ


『お腹減ったー』


「おっ多田ー」


購買の袋を手に持った達也に気付いた七美


「おう、お疲れ」


『何買ったの?』


「焼きそばパン」


『それだけで足りる?ちゃんと食べなよ』


「2つ買ったし」


「多田ー先屋上行ってんぞー」


達也のクラスメイトが声をかける


「おう、すぐ行く」


「屋上で食べんの?」


「おう、来る?」


「行く行くー♪ね、優っ」


『うんっ』


「じゃあ待ってるわ」


「はーい♪」


それから3人でパンを買って


屋上に続く階段を上がる

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る