見えた祐樹は無表情。

ますます恐ろしい…。

祐樹の後ろには、顔を青くするオーナーさん、いつも通り無表情な一路さん、そして、あたしを拝むように両手を合わせて目を瞑っている翔。

死んだも同然ってこと？

「こんなところで何してんだ？いい男でも探しに来たか？」

祐樹は低く言いながら、同じテーブルに座るリクさんを睨みつけた。

「ひっ」と言う声がトモの向こう側から聞こえてきたが、あたしは祐樹から視線を逸らさなかった。

じっくりと祐樹の顔を見てみれば、顔は怒っているけど、目は…笑っている。

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