第65話
亮太兄の働くホストクラブ《BLUE MOON》は歌舞伎町の中でも最も賑やかく、目立つ場所にあった。
「いらっしゃいませ。《BLUE MOON》へようこそ」
あたしとトモは格好いいと言うよりは綺麗と言う言葉がぴったりの男の人に案内されて、奥の方にある席に座った。
「ご指名は?」
「リョウさんで」
取りあえず亮太兄を呼んでもらうと、あたしは店内を見回した。
隣にいるトモは顔をひきつらせている。
「もしかして、緊張してる?」
トモの隣に座った綺麗な顔をしたホストが、そう言いながらトモの顔を覗き込んだ。
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