第51話

「…は?えっ」



意味がわからないと言う顔をしたイズミの体に再び近づき、ソファーと体で挟み込むようにその小さな体を閉じ込めた。



「ちょっと、待って!」



やっと、俺が言ったことの意味に気づいたのか、焦った顔をしながらなんとか逃げ道を探すイズミ。



逃がさねぇよ。



俺はそのまま、その小さな唇に激しくキスをする。



少し開いた隙間から舌を入れて絡めながら。



しばらく奪うようなキスを続けていると、イズミの体からどんどん力が抜けて行き、今は俺の首に腕を巻きつけている。



「嫌じゃなかったのか?」



意地悪そうに囁く。

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