第33話
ほんとに反吐が出る。
裏の世界にいれば女がレイプされるなんて事はよくある。
目を背けたくなる出来事は。
俺を含めて若頭も一路さんもそれは分かってる。
――問題は、
若頭が大事にしている女がやられたということ。
チラリとミラー越しに若頭に目をやる。
窓の外を見ている若頭の口元は強く結ばれ、胸の奥からは今にも低い唸り声が聞こえて来そうだ。
―新城の虎―
牙を剥いた虎は獲物を許ささないだろう。
捕まえて八つ裂きにするまで。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます