第81話
焦って起き上がろうとするあたしを楽々押さえ込み、意地悪そうな顔をした祐樹が、首から耳にかけてを舐めてきた。
弱い場所を攻められて、早くもあたしは白旗をあげ、抵抗を諦め、寝室に移動しようとあたしを抱き上げた祐樹の首に腕を回した。
寝室に入ると、祐樹サイズの大きなベッドにソッと降ろされた。
黒いシーツの波を動くあたしの手に、上から縫い止めるように祐樹の手が重なる。
大きな祐樹の体の下で大人しくしているあたしを見て、祐樹が喉を鳴らすように笑った。
なに…?
祐樹の顔に視線を向けると、熱っぽい瞳であたしを見つめながら唇を舐めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます