第68話
「…もしかして…あの時の?」
そこでやっと、この3人組の事を思い出す。
洋人からメールが来てパニックになっていた時に会った子達だと。
思い出したあたしに、金髪が嬉しそうに頷いた。
「あたしに何か用?用がないならついてこないで欲しいんだけど…」
立ち止まったあたしの周りに近寄って来た3人の顔を見上げた。
金髪に劣らずほかの2人も強面の割に整った顔をしていた。
普通の人なら怖がりそうなタイプの3人も、普段祐樹を見慣れているあたしにとっては年下ということもあり、やんちゃな男の子にしか見えない。
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