第16話
気にせずって…
「嫌だよ…。恥ずかしい…」
少し顔を赤くしながら祐樹を見上げる。
そんなあたしの顔を見て祐樹は顎を掴んでいた手を離すと、名残惜しげにあたしの唇を親指でひと撫でした後、前に顔を向けた。
「まあ、いい。翔、早くマンションに向かえ」
「わかりました」
楽しそうな声と共にアクセルを深く踏み込まれた車が唸りをあげた。
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