第14話
「…あたしも」
祐樹の首に両腕を巻きつけた。
近づいてくる祐樹の顔にゆっくり目を瞑りかけた時、運転席から声がかかった。
「出しますね」
その声にハッとして目を開く。
あと2㎝程で触れる位置にあった祐樹の顔を押しのけた。
「…おい」
祐樹の低い不機嫌な声を無視して前に視線を向けると、運転席に座る翔と助手席でジッと前を見据える一路さんが目に入る。
「…おい」
マジ恥ずかしいし…
祐樹から少し体を離そうとしたとき、がっしりした腕がそれを阻んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます