第47話

身長はパパと同じくらい……たぶん190㎝近い。



男らしい凛々しい顔に、鋭すぎる眼光と歪んだような笑み、



スーツを着て会社勤めをしているのかもしれないが、この男が誰かの下についているなんて想像出来なかった。



目を逸らせなかった。

いや、見惚れていたのかもしれない。



近付いてきた男があたしに笑いかけながら隣に座ったことでハッと視線を逸らした。



あたし、馬鹿みたいになにしてんだろ……。



こんな事初めて、と柄にもない事を考えた。

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