印象

第45話

時刻が7時を過ぎた頃、いかにも仕事が出来ますとスーツをビシッと決めた弘弥さんが例の友達を連れて個室に入ってきた。



あたしはその時、おばあちゃんに『ご飯はいりません』メールを打っていた。



「遅くなって悪い……って、もう2人共飲んでるのか」



「飲んでるよー」



「じゃあ、俺らも飲むか。壱星(いっせい)はツバサちゃんの隣に座れよ」



「ああ」

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