第14話

すでに期待で目をキラキラさせる晴香に、あたしはクスッと笑みを零した。



「……もしかしたらパパよりママの方が、晴香はビックリするかもしれない」



「え!?そんなに美人なの?」



身を乗り出す晴香に、あたしは含んだ笑みを向けた。



「んー。それは会ってからのお楽しみってことで」



「えー」と唇を尖らす晴香を見ながら、その時の想像をして、あたしは笑った。



きっと、ママを見たらビックリする。

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