第13話
「虎みたいなパパなんて、それは男も逃げ出すよね」
なんとか笑いを収めて、目に滲む涙を拭った晴香が言った。
「でも、格好良さそう。いつか会ってみたいわ」
「そうだね。いつか晴香が東京に来た時にでも会わせるよ」
顔に似合わず図太い晴香だから、うちの家業を知っても、怖がる代わりに興奮するかもしれない。
だからいつか、東京に遊びに来てもらおう。
「やった!ツバサママに会うのも楽しみにしてる。きっと、ツバサと同じで綺麗な人でしょ?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます