第9話
その言葉に機嫌を良くしたのか、晴香は嬉しそうに笑みを作って口を開いた。
「まあ、そっか。妥協はしたくないもんね」
「うん」
「いつかツバサにピッタリの人が見つかるよ。何だっけ、ツバサの理想って?確か……強くて、優しくて、一途で、えーと……」
「パパに怯えない人」
言いかけた晴香の言葉をあたしは引き取った。
晴香がブッと噴き出した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます