第71話

体の傷は消え始めても、精神的にあたしはボロボロだった。




あれから3日は経ったのに、ねむろうとして目を閉じると、悪夢が蘇ってくる。




携帯の着信音でさえ恐ろしくなって来て、電源を切った。




気付くと、悪夢を思い出しそうになった時は、祐樹さんを思い出していた。




それはとても、不思議なことで、祐樹さんに対する感情は、

よくわからなかった




一緒にいるときは、ドキドキして、穏やかとは程遠いのに、




離れていても、気になってしょうがない…

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