第57話
「そんなに悩むなよ。心配ならそこでいい」
そう言いながら、店の外に置いてあるベンチを指差した。
そこでなら大丈夫だよね?
叫べば人が来そうだし
頷いてベンチに向かう。
ベンチに座ると、祐樹さんも隣に座った。
「……」
どうしていいのかわからず、下を向いていると、ライターの音の後、煙草の匂いがした。
しばらくはどちらも喋らなかったが、あたしは好奇心が抑えられなくなり口を開いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます