第21話

血が付いてボロボロになった服を脱ぎに脱衣場に向かう。




地面に転がった時に色んな場所をぶつけたらしい…




今になって全身が痛み始めた。




ズキズキした痛みを感じながら服を脱ぐ。




鏡に全身を写して怪我を確認していると、右の背中、右腰に入っている刺青が目にとまった。




刺青の虎の目がこちらを睨みつける様に見つめている。




……祐樹




思い出すのは、虎のような男……



ここで泣くのは間違ってる。



だけど



ーー溢れ出てしまう涙はどうしようも出来なかった。



「…祐樹…っ」




今でも忘れられない

あたしの愛した男……

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