get back my life!

get back my life!

アプリゲーム「アイドリッシュセブン」二次創作

■山中一華、二十二歳、元劇団子役。お調子者でノリは良いが、ムードメイカーどころか空気を停滞させる才能(笑)を持つ。事務仕事は経験不足のため苦手。中でもパソコンのタイピングに苦戦する。本心での趣味はアウトドア派だが、体力が足りず疲れやすいため、テレビ観戦や読書、洋楽のかけ流し等が主な趣味。格好いい服装に強い憧れを持つが、自身が童顔ですこぶる似合わないため、なかなか着る事ができない。一度、家族にうっかりその時の姿を見られてしまい、父は強く叱りつけ、母は泣きついて女の子らしい服の着用を要求し、弟は一瞥いちべつして一言キモイと呟いた。以来、地味な女の子の服装をするようになったが、母に求められ泣きつかれた時には"仕方なく"要求に応じて、まるで西洋時代劇の衣装かのような、リボンとフリルとレースたっぷり、のドレスを仕方なく着る。

 父は古風な考え方があり、母はヒステリックな一面があった。弟は一華を含めた、家族全員に諦めているのかと思うくらい、とても冷めている。子役になったきっかけは、父が同僚の「娘さん、随分と動きにくそうな服を着てますね。芸能人でもないのにあの程度の顔で派手なおリボンの服着せられて。カワイソウww」という挑発に腹を立てたから。その言葉を父から聞いていた母に「お偉いさんなら、きっとあなたに似合う服を着せてくれる」と背中を押され、一華は格好いい服装ができると信じ、子役ミュージカル劇団に入ったが、大人のまた今度ね、の言葉に愛想をつかして二年で勝手に退団。弟は、姉の劇団を観た者達からのイジリがイジメに変わり、家族と目も合わせない。家族の誰も、この事を知らない。

 歌唱力、演技力は人並み以上。子役時代、舞台子役でありながら泣きの演技もできていた。今は当時から年月が経っているので、本気になった時だけ人の心に突き刺す演技や歌唱ができる。普段は、よほどの事でない限りやりたがらない。日常で鼻唄も歌わない。

 子役時代の稼ぎと小遣いでは、買いたい物が中々買えなくなっていたため、たまたま見かけた募集で学童保育を始める。これが中々一華の特性に合っていた。→学童ではなく、製紙工場。作業員として紙を煮詰める鍋の点検をしている時、うっかり足を滑らせて、空の鍋に落下。そこからまるでアリスのように、アイナナの世界に遭難してしまう。

■世界設定

 一華にとってアイナナのアイドル達はコンテンツ内のキャラクターで、作り上げられた人に過ぎない。逆にアイナナの世界では一華によく似たキャラクターが主役として登場する、人気ドラマが放送されているので、アイナナ世界の人にとって一華は、過去で人気だったドラマの主役と似すぎている過去を持つ、やはり不審者かもしれない女性、となる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る