第零章◆みらいのわたしへ。

第2話

『みらいのわたしへ。』


たしか小学校四年生の授業で、未来の自分への手紙みたいなのを綴った作文を書いたっけ。

内容は、なりたい職業だとか将来の夢だとか。


小さな頃から歌が大好きだった私。

18歳でアーティストとしてデビューし、22歳で結婚…とか。

思い描く将来の結婚相手なんかも書いた作文だった。


10歳の私。


大人ぶっていてもまだまだ幼い私は、ちょっぴり現実離れした夢なんかを書いた作文だった…。

あれを書いた時は、こんな未来が待っていようとは全然思わなかったよね。



…実際に訪れた現実の未来は……

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る