第零章◆みらいのわたしへ。
第2話
『みらいのわたしへ。』
たしか小学校四年生の授業で、未来の自分への手紙みたいなのを綴った作文を書いたっけ。
内容は、なりたい職業だとか将来の夢だとか。
小さな頃から歌が大好きだった私。
18歳でアーティストとしてデビューし、22歳で結婚…とか。
思い描く将来の結婚相手なんかも書いた作文だった。
10歳の私。
大人ぶっていてもまだまだ幼い私は、ちょっぴり現実離れした夢なんかを書いた作文だった…。
あれを書いた時は、こんな未来が待っていようとは全然思わなかったよね。
…実際に訪れた現実の未来は……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます