第四章◇夢の恋、恋の夢

第50話

璃咲からのLINE。

そこには、URLがひとつあるだけだった。

正直さほど期待していなかったのもあり、その予想もしない行き先に驚き、さっきは大声をだしてしまったんだ。


それは、Xへと繋がるURL。

そしてそこにはなんと…『中崎翔瑠』と書いてある!


ひゃーっ!えーっ!?


アイコンの写真を見ると、これは間違いなくあの翔瑠さんだよ!まじですかーっ!?



その先をタップしようとする指が、固まって震える。

とりあえず、ふぅーっとひとつ深呼吸をしてみた。


その先の世界に夢を膨らませ、期待して、思わずにやけてしまうんだ。


そしていよいよ決意を固め、どきどきしながら見ようとしたその時。

璃咲から再び電話がかかってきた。

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