Criminal Malice
roiyaru
第Ⅰ章 始まりとThe first incident
第Ⅰ章 第1話
私は今、とある先輩に呼び出され、とある殺人現場を訪れていた。
場所は都内にある閑静な住宅地にある一軒のマンションだった。
すると、「おはよう、逢坂。朝早く、呼び出して済まなかったな」
そう言い、私に近付いて来たのは、私を呼び出した警視庁捜査一課の先輩刑事である佐久間凛先輩だった。
「おはようございます、佐久間先輩。いえ、お気になさらずに」
私は佐久間先輩にそう言った。
「そういえば、珍しく佐々木課長がこちらに来るって言ってたな・・・」
佐久間先輩が口にしていた佐々木課長とは捜査一課の課長で、私や佐久間先輩よりも多忙を極めている人で、昔は現場に来る事も多かったが現在は、あまり現場でお見掛けする事があまり無かった。
「課長、最近、多忙でしたよね?珍しいですね、現場に来るなんて」
私はそう言った。
「そうだな。まぁ、課長だから、そこまで休む暇もない位忙しいんだよ」
佐久間先輩はそう言った。
すると、「おはよう、佐久間、逢坂。二人共揃っているな」
そう声を掛けて来たのは先程、話題に上がった警視庁捜査一課の課長・佐々木学だった。
「おはようございます、課長」
「おはようございます、課長」
佐々木先輩と私は課長にそう挨拶をした。
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