―――――――…

「つーか、さっきの奴良かったのか？」

先を行くあたしに問う。

「いーのいーの。あいつ洋平と仲いいから関わりたくないし」

「ふーん。で、あいつなんだって？」

小走りであたしの隣にきた修一は首を傾げた。

「好きだから付き合ってって」

「告白かぁ～！」

あちゃーといいながら右手で顔を覆う修一。

「俺すげータイミングで邪魔しちまったな…」

「だから別いいって。」

「でもさ～あいつ結構イケメンだよな～。馬鹿だけど。」

だからなんだ。

あたしから見れば山城くんより修一のがかっこいいし。

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