第26話

.





「あの、」




修一を靴箱で待っていると、声をかけられた。




「あ、山城くん」




声をかけてきた彼は文化祭実行委員で一緒で、簡単なコピーを大量にミスって佳代から怒られていた人だ。




「今ちょっといい?」




この山城くんは極度の馬鹿で手のつけようのないヤンキー。




春樹派ってより洋平派で洋平と仲がいいみたい。




馬鹿だから洋平がどんだけカスか知らないから仲良くできるんだろう。馬鹿だから。うん。




「ん~ちょっとだけなら……」




携帯を見ればちょっと遅れると修一からメールが着ていたから、いいよ、と頷いた。





.

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る