第22話

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「…あ、あぁ」




あーあ、来年もその次も、



ずっとずっとこんなふうに手を繋いでいれたらいいのに。





――――――修一の彼女になれたらいいのに。





あたしよりいくらか背が高い修一を見上げる。




イルミネーションの光に照らされた明るい茶髪がまぶしい。




こんなに近いのに、どうして届かないのかなぁ。




修一、どうしてなの?




どうして修一はそんなにあたしから遠い場所で笑っているの?




お願いだよ…もっと近くにきてよ…




あたしの気持ち、気づいて…。




あたしは眩く光るイルミネーションにそんな願いをたくした。





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