第18話
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少し遠慮がちというか照れながら?修一は小さな包みをあたしに差し出す。
「何?」
「クリスマス…プレゼント…。」
今まで一緒に居てクリスマスプレゼントなんて貰ったことあったっけ。
初めて、だよね?
「ありがと…嬉しい」
しかし、なぜか修一の表情は暗い。
「修一?」
「麻美ごめん…」
え?何が?
「本当はちゃんとしたやつがあったんだよ。麻美に似合いそうな髪飾り…春樹についてきてもらってちゃんと買ったんだ。
けど…今朝起きたときに、床に置いてたから、その、バリッと踏んじゃって…。
粉々とまではいかなかったけど完全に壊れたんだ。」
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