第11話

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結局、待ち合わせ時間からちょうど1時間経ったときこんな真冬に汗だくな修一が現れた。




「ご、ごめ…っ!」




「あたし待ち合わせ時間間違ってたかな?」




「いや、これはな、深~いわけがあって…」




あたしはぐっと修一の胸倉をつかんだ。




「なに考えてんだ?あ?1時間も待たせて…遅れるなら遅れるって連絡しなさいよ」




「本当にごめん!!」




「あたしが帰っちゃうかもって考えはなかったの?」




普通の女の子なら絶対帰ってる。




てか、こーいうとこあるからいつも長続きしないしすぐ振られるんだわ、修一って。




ほんっっと、馬鹿な奴。




―――――――あたしならどんなに待たされても待っててあげるのに。





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