第37話
「それは確かに事実だけども…!」
「じゃあ別に失礼じゃないじゃん。ってか何見てんの?」
そう言うとれいくんは椅子を私の方に寄せて雑誌を覗きこんできた。
一気に縮まった距離と、れいくんからふんわりと香る香水の匂いに鼓動が早まる。
れいくんはさっきみたいに平気で毒を吐くし、なにかとツンツンしてるけど、実は私はそんなれいくんのことが好き。
ドSな人がタイプでもないしツンデレがタイプでもないんだけど、なぜかれいくんに恋してしまった。
いつも隣の席でれいくんを見てたからかな?
分からないけど気づいたらすごく好きになってた。
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