第33話

そして、日が沈みはじめた頃最後に私達は観覧車に乗ることになった。



「わー!綺麗ですね!今の時間は夕日が見れて最高です!」



「綺麗だよね!ボク、この景色を君と一緒に見たかったんだ~!今日はいきなり誘ったのについてきてくれてありがとう」



「いえ!私こそ誘ってくれてありがとうございました!」



そんな他愛ない話をしているうちに観覧車はてっぺんに達した。



その瞬間、かじゅ魔先輩が立ち上がったかと思うとそのまま優しく私の唇にキスをした。



「へっ!?」



「ボク、君が好き。付き合ってよ」



そしてさっきまでニコニコしていたのに、いきなり真剣な眼差しで見つめながら告白された。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る