第30話

「ボクはキャラメルプリン味!これすっごく美味しいよ♪でもそっちのも美味しそうだね。ね、一口ちょーだい♪」



かじゅ魔先輩は私の返事を待つ前にぱくりと私のアイスを一口かじった。



「あっ…!」



た、食べられた…!!



しかも私が口を付けてた方…。



これって…か、間接キスだよね…?



私が呆然としてるもかじゅ魔先輩は「ボクのもあげる~!」と私の口に向けて自分のアイスを差し出してきた。



「え…あ、その…」



「遠慮しなくていいよ?ボクも貰ったんだし!」



そう言われて控えめに一口。



「どお?美味しいでしょ?」



「はい…」



確かに美味しいけど…それどころじゃないよ~!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る