第27話

どうやったらかじゅ魔先輩との距離を縮められるか考える日々なんだけど、そもそもあんまりシフトが被らないんだよね…。



連絡先とか交換したいのにな。



そう思いながらバイト終わりにタイムカードをきる。



「あれ~?君も今あがり?」



はっ…!この声は…!



「かじゅ魔先輩!!今日バイト入ってたんですか?」



「うん!今日はいつもと違うエリアで働いてたんだ~♪」



「そうだったんですね~。今日かじゅ魔先輩休みかと思ってました」



「違うよ~。あっ、もしかして…ボクが居なかったから寂しかったとか~?」



ニヤニヤしながらそう聞いてくるかじゅ魔先輩。



「そんなことないですっ!」



本当は少しさみしかったし、会えてすごい嬉しいんだけどね…。

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