第5話
「大丈夫!」
後ろから親友の蘭の声が聞こえたけれど、簡単に返事して全速力で部室へ向かう。
一年生の教室は三階。
ここから部室までは案外近いので、走ればすぐだ。
三階の渡り廊下を渡って旧校舎へ。
そこから一階分階段を下って左の突き当り。
旧校舎二階のぼろい空き教室が我らが恋愛相談部の部室である。
部員数も少なく最近やっと部活として認められた私たちの部活は、こんな学校の端っこに追いやられて活動している。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます