第3話

高校生になったら、少女漫画や携帯小説のような素敵でロマンチックでキュンキュンする恋ができると楽しみにしていたのに、




現実は残酷で恋なんてかけらもない生活を送っている。




恋愛なんて記憶が正しければ幼い頃にした初恋以来…。




その初恋の相手も連絡先すらも分からない状態だし。




高校生になったら何か変わるかなって期待していたけれど、その期待も無駄になりそうな勢いで恋愛ごとは音沙汰ない。




それにしても…早く終わらないかなぁ…HR…。




ため息をつくのにも飽きてちらりとスマホを見ると先輩方からメッセージの嵐だった。

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